過去の予習はこちら。
入学前 (2~3月)
聞き及んでいた通り前年年度末も忙しかったです。
保護者間の資料はGoogleのあれこれで共有した
保護者有志で謝恩会・記念品作成なども行われていたので、話し合いの議事録や資料共有にGoogle Docs、謝恩会で流すビデオの素材共有にDrive、謝恩会や記念品などの会計を取りまとめるのにSpreadsheetを使いました。個人的には、あちこちで立替が発生していたお会計を、Spreadsheetで一元化して複数人で編集可能にしたのは良かったのではないかと思います。
入学前の持ち物購入は同級生を誘った
抜け漏れがないよう買わないとと思って誘ったのですが、相談しながら買うこともできるので良かったです。あと多分、Amazonで一つ一つ子供と相談しながらポチるよりも、お店でその場で子供に決めてもらった方が早い。
事前にあってよかったもの
- 名前のシールとスタンプ: シールだと子供本人が貼れて親の手間が省けますが、計算カードはシールだと厚みが出てしまうのでスタンプが必要でした。
- 認め印のハンコ: 友人に入学祝で可愛いのを頂きました。宿題確認などの印に便利。
- 名入り鉛筆: 保育園卒業の記念品で皆で作ったりお祝いで頂いたりしました。文房具は柄入りが駄目な学校もあるので事前確認が必要です。
袋物はサイズ指定がなかったので適当に購入しましたが、もしも自分で1つ作るなら給食袋にすると思います。子供が毎日見るので。
入学後 (4月)
入学式当日は全休を取った
入学前の保護者会もですが、親が学校に行くたびに書類や、教科書や算数セットなど名入れが必要なものをたくさん貰い、提出書類は翌日~数日後が期限でした。(健康連絡、非常連絡先、PTA希望票など)
明日何が必要になるのかも書類の中に書いてあり、当日中に全書類を読む必要があったため、午後から会社に行こうと思ってたけど諦めました。
同じクラスのグループLINEを作った
保育園時代のグループLINEで「明日の時間割がわからない」「家庭訪問の日程プリントがない」という話が上がったので、同じクラスのグループを作って「期日までに持っていくよう言われたものを早めに持たせたら、ただ毎日持って帰っているが、どうしているか」といった細かい話をしています。
夜やることと持ち物のリストを作って子供の机の横に貼った
- 晩ごはん前にやること: 宿題の残りをやる、連絡帳とプリントを親に渡す、…
- 晩ごはん後にやること: ごはん前にできなかった残りをやる、明日の支度をする、…
- 持ち物: 明日の教科書とノート、ふでばこ(えんぴつをけずる)、ハンカチ、…
の分類でリストを作って子供の机の横に貼りました。用意がしやすいようハンカチやランチマットの収納場所を固定し、教科書も机の棚に置くことにしました。3日目ぐらいから「自分でできる」と言って勝手に用意しだしたので良かった良かった。
自治体の警報通知メールサービスに登録した
休校や早退に関わる警報・特別警報を知らせるLINEグループをつくろうと思ってApps Scriptを書きかけたんですが、よく見たら区のメールサービスに警報のお知らせがあったので、ひとまずそちらの登録をしました。
学童の自習時間の教材を買いに行った
学童では自習時間が決められていて持ち込み教材で勉強するようなのですが、大抵の子は進研ゼミのチャレンジ1年生を持っていました(やっていなくて、親にねだって始める子もいました)。
チャレンジは年齢に合った良くできた教材だと思うのですが、上の子は勘が良くて集中力もあるため1か月分の教材を2日ぐらいで片付けてしまい、追加教材の考える力プラスも苦戦しつつ1週間程度で終わるので、「はじめての論理国語」「ドラゴンドリル」「さきどり理科」などを買いました。徐々にやらせて反応を見ていく予定です。
大人抜きで公園から友達の家に行ったので説教した
1人で出かけるときのルールを決めていなかったので、夫付き添いで公園に遊びに行かせたら、夫に声もかけず、公園までは持っていたキッズケータイも置いて友達の家に行ったので、子供と見逃した夫の両方にがっつり説教しました。
ひとまずキッズケータイを自然に携帯する癖がつくまでは1人行動禁止にしましたが、3月のうちに明確なルールを作るべきでした。
学童が混んでいるので、習い事を増やす方向で調整中
学童では初日から「2年の子に遊んでもらった」などと言っていたので、良かった良かった、と思っていたのですが、3週目末に「混んでて嫌」と言い出したので、習い事を増やす方向で検討中です。
入学までにやっておいて良かったこと
「やることをやってから自由に遊ぶ」という行動パターンの確立
うちは3~4歳の頃から、朝の食事 → 皿の片付け → 着替え → 歯磨き・洗顔 までは完全にルーティンでやらせています (終われば保育園に行くまではテレビでもiPadのアプリでも自由)。そのおかげか、帰宅後に宿題から明日の準備を終わらせるまで一気にやる流れもスムーズに導入できて、やることが増えたわりには親子ともに比較的ストレスが少ないように思います。
ソーシャルスキル、レジリエンスの育成の意識
1年生の環境の変化に必要なのは、勉強の先取りや長時間机に座らせることよりも、教室や学童での人間関係などの快適な環境を作るソーシャルスキルや、上手くいかなくてもめげない心のレジリエンスなのではないかと思います。
子供に発達障害の兆候はないのですが、「自閉症スペクトラムの子のソーシャルスキルを育てる本」「発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本 」などは参考になりました。
- 「人に相談する」「一定のルールを守る」といったソーシャルスキルは、自律スキルと両輪で獲得していく。できることとできないことを理解し、希望を伝え、人に頼る。人と一緒に喜ぶ、楽しむ。
- ストレスを受け止め、逆境の中で折り合いをつけて適応できるよう、未知のことにチャレンジする気持ち、未来に対する肯定的な気持ち、感情のコントロールの能力を育てる。
といったことが書かれています。
自立とは「依存先を増やして、一つひとつへの依存度を浅くする」ことだと話す方もいるように、より安定して快適に日常生活を送るため、自分でできることを増やす一方で、適度に他の人を巻き込んだり助けてもらえる人、自分を大事にしながら出来る範囲で他の人を助けられる人になってほしいと思っています。
大人の世界でも心理的安全性 (サイコロジカルセーフティ) の話が流行りましたが、挑戦 → 失敗 → 獲得を子供が安全にたくさん行うためには、自分の子供だけでなくグループ全体で心理的安全を保つことが望ましいと考えています。
なので、学童の迎えの時に知っている子に会ったら、「〇〇ちゃん元気?」と声をかけて、何か話しだしたら、長くなりそうでもなるべく聞くことにしています。
アプリの活用
トドさんすうとThink! Think! で遊ぶのは2年ぐらい断続的に続いていて(参考)、簡単な数量とたし算・引き算、パズルをロジカルに解くことをそれなりに身につけたようです。
鉛筆を持って字を書くのは子どもには結構難しいので、字を書くことが本質的に必要でない学習にはペーパーよりもアプリを使う方がストレスが少なくて良さそう。
今後の課題
出かけるときには必ずキッズケータイを持っていく、子供だけでお菓子を持ち寄って食べないなど、小学校から渡されたきまりごととも照らし合わせながら、小学生の生活実態に合わせたルールの策定が早急に必要なことがわかりました。
また、ルールの背景になる知識、たとえばセクシュアリティ教育なども少しずつ入れ込んでいく予定です。これは夫にも同じ内容を伝えようと思っています、痴漢などに逢ったことがない人にはピンとこないことだと思うので。
保育園時代は先生が発達やメンタルのケアなどもしてくれていたし、子供も自分でできることが少ないので、家庭での親の役割は「迎えに行って連れ帰る」「ご飯を食べさせる」「お風呂に入れる」など、明確に機能の定義ができるルーティンワークが重要でした。
今後は「自分でできることとできないことをそっと見極め、できないことはサポートを促す」など認知的には高度かつ非定型な役割が増え、親は子供に何を優先して提供すべきなのか、意識改革が必要だと思いました。
ともあれ、本人は新しい友達も出来て、比較的スムーズに立ち上がり、とりあえず良かったかなと思います。でも私は不慣れなことや準備不足なことも多くてバタバタしているし、他のお母さん方に色んなことを確認したりしてコミュニケーション量も増えて (コミュ障なのに) 、疲れています、とても疲れています……。