ピケティ「21世紀の資本」を読むと、それだけで育休が終わってしまいそうだから読めないな、と思っていたら、ちょっと前からNHKの白熱教室でピケティ先生の講義が始まりました。良かった良かった。
長期の統計と歴史を裏付けに極力シンプルに法則を表現するのが美しくて、文学から着想を得たというのも納得。
多分、しばらくは読みません…。
プレゼンを見るといいとか。
あんちょこ。
そのほか参考に。
1歳は、全く言葉を喋らないところから「ぶっぶー」「にゃーにゃー」の喃語、「ぶっぶー、きた」の2語文、名詞数の増加、大小や色などで物を多次元に形容する、2~3語文のバリエーション、とすごい勢いで言語を獲得した時期ですが、「面白がっているか」「集中力が続くか」の観点では、読んでいた本は大きくは変わっていないように思います。
だるまさんと〈3〉 (かがくいひろしのファーストブック 3)
だるまさんシリーズは、1歳になりたての頃はあまり反応が良くなかったのですが、あるときからよく読むようになり、最初に暗唱したのがこの「だるまさんと」でした。膝の上に乗せて「だるまさんが」に合わせて揺らすなど、触れ合い遊び的に使えます。
この作者は「くっついた」が有名で、保育園でも読んでもらうとキャッキャしていたらしいのですが、これもとても喜んだのでよく読みました。大きい小さいが教えられるのも良いです。うちの子は乗り物好きなので、「バスが来ました」も散々読みました。
おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4 (福音館 あかちゃんの絵本)
1歳への読み聞かせには、語数が多すぎも少なすぎもせず、絶妙な長さだと思います。
読む側も「もういいよ」「まあだだよ」「どこにかくれたのかな?」が抑揚をつけやすいこと、子供の側もかくれたうずらちゃんとひよこちゃんを探すことが楽しいようで、よく読みました。同じ作者の「ピーのおはなし」は、絵が独特なせいか、この本ほどはウケていないです。
こちらもきんぎょを探す楽しさがありますが、言葉が少ないので読む側が頑張る必要があります。五味太郎は「絵本はどう読んでも良い」ということを言った、とどこかで聞いたことがあるのですが、うちの子はこの本だけを何故かびりびりと破きました。
こぐまちゃんの一日が描かれていて、トイレに行くなど教育目的にも使えるんだろうな、という絵本です。
上の子が1歳のときにはそんなに響かなかったのですが、下の子は食べ物が大好きすぎて、毎日「読んで」とせがまれました。
いしかわこうじでは「たまごのえほん」の次によく読んでいると思います。2歳過ぎてからなぜか再度ハマり、「あかちゃん はいはい わにさんも はいはい」と完全に丸暗記で自分で読んでいます。
この作者は「どうぶついろいろかくれんぼ」などのかたぬきえほんシリーズも数冊買いましたが、色とシルエット当てと英語と1トピック内の情報が多すぎて、絵本の意図を全部理解するには至っていません。
うちの子供は ページのサイズが違っていたり穴が開いていたりする仕掛けを全く無視してくれますが、それでも、これもそれなりに好きでよく読んでいる時期がありました。
「あったとさあったとさ きょだいな○○あったとさ」「こどもが100にんやってきて…」が何度か繰り返されるお話で、下の子のお気に入りで、やってきた子供を指差して「私」「おねえちゃん」「まま」「先生」などと言うのが楽しいようです。
かぞえてみよう (こどもMOEのえほん)(コドモエ[kodomoe]のえほん)
絵は可愛いのですが、うちの子を見ている限り、数を習得する最初の本としてはあまり向いていないように感じました。
子供を見ていると、どうも、「数」と一言で言っても、数字という字を読むこと、123というシーケンスを覚えること、ものを1つずつ数えることはそれぞれ別のことのようです。
この本は数字自体は表紙のように動物になっていてわかりづらい上、見開き左ページにアシカが2匹、右ページにアシカで「2」の字が描かれているので、「1、2、3!」と言ってしまっています。
結局、数字は、階段を降りながらカウントアップしたり、エレベーターの表示を順に読むことで覚えています。
レビューにもあるのですが、いつからか「はいどうぞ」のページで食べる真似を始めます。ただ、同じ作者の「やさい」もそうなのですが、確かに絵は本物っぽいものの、読む際の広がりが出しづらく、読む側としては少し読みにくいです。
ペンで各イラストのそばのマークを触ると名前を言ってくれます。最初のうちは、子供が指さしたものや見ているものを私がペンで触っていたのですが、(途中「できない!」と癇癪をおこす時期を経て)2歳になる前に自分でペンを操作できるようになりました。比較的長い時間の1人遊びになる上、語数を増やせるので良いと思います。
歌をボタンを押すと童謡を流してくれたりするものも1人遊びに良いです。この手の音が出る本(と言っていいのか)はいくつもありますが、音量が大小調節できないものは周囲が辛いです。
ひらがなあいうえお―かいてなぞってあそぶえほん (アンパンマンとはじめよう!)
アニメも見ていないころから、なぜか上の子はアンパンマンが好きです。しかもキャラクターは何種類あるのか知りませんが、片っ端から覚えていきます。2歳になる前にもう数十はおぼえていました。
0歳の頃は図書館にこまめに行っていましたが、1歳前後から少しずつ買い揃え始め、特に福音館の月刊誌を増やしています(バックナンバー常設店はこちら)。ソフトカバーなので安くて薄くて場所を取らないのが良いです。
うちの子供は、こどものともは0,1,2よりも年少版の方を面白がりました。また、ちいさなかがくのともも好きです。
一時よく読みました。「わーい いいものみーつけた!」「ごろーんごろーん ふわふわごろーん」など、リズムが良く、ごろーんごろーんに合わせて膝を揺らしたりして盛り上げやすいので、読む側も読みやすかったです。
風景の中に、「みどりの車」「ママと妹」「電車」など、その時々のお気に入りを見つけるのが楽しいようです。また、最後のページに、作中に出てきた車の一覧があり、繰り返し読まされたため、うちの子はマカダムローラーを知っている1歳児となりました。
歩き出した1歳前半に気に入っていて、繰り返し読まされました。そのためか、保育園から家に帰るときに必ずアリとダンゴ虫を観察するために立ち止まる場所がありました。
これも「ふー、読んで!」と言ってよく持ってきました。「すー」「はー」を呼吸だとは理解できておらず、どっちも吐いていますが、リズムが良いので読む側も読みやすいです。
隠れているものを探すのが好きなようで、毎ページ、すぐにカニを見つけて「これ!」と言います。
1歳でも余裕で読めるぐらいの語数で、ちいさなかがくのともを買うきっかけになった本です。
色々読んでいたつもりでしたが、まとめてみると、よく読んでいた本はそう数がないのだなと思いました。親が忙しかったりして読んでくれないとなると、自分で声を出して読みだしたりもするのですが、結構しっかりとおぼえていて驚かされました。
0歳のときのこと。
以前はてなダイアリーで絵本の記録をつけていたのですが、途中で頓挫したのでこちらでもう一度まとめることにします。まずは0歳の時に読んだ本。
一番最初に手ごたえを感じた本でした。
これも確か「なーんだなんだ」の次に手ごたえがあった。でも同じ作者の「はなのさくえほん」などはあまり反応が良くありませんでした。 「たまごのえほん」は、「ぺりっ」「ぴょこ」という擬音語・擬態語と、小さい子にもめくりやすい仕掛けなのが良いのだと思います。
がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
Amazonでランクが上のものはやはり好評です。ひざの上で「がたんごとん」と揺らしながら読めるので親子の交流にももってこいでした。
つつつつつー: なぞって たどって ゆびあそぶっく (0・1・2さいのえほん)
カラフルなのが良いようで、0歳は見て聞いて楽しんでいました。2歳になった今、やっと指でなぞり始めています。
先に書いたとおり、上の子は長い話が平気なので、最後までちゃんと見ています。
英語の本は0歳の時には少し読んでいました。1歳の言葉を覚え始めるときには一度やめて、また2歳で再開しています。これは好きなようで、2歳の今は自分から私のところに持ってくることがあります。
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
さまざまな色と動物が出てきて良いかと思って読んでいて、よく見てのですが、2歳の今はあまり手に取らないです。
上の子の0歳の時の記憶はもう薄くなってきましたが、読んでいるときに笑ったり、集中して見ていたりしたので、よく読んでいたような記憶があります。上の子は集中力があって長い話も平気なので、「おおきなかぶ」程度の長さなら読めました。
一方、私がストーリー性のない絵本が苦手なのが伝わるのか、「じゃあじゃあびりびり」のような本はあまり反応が良くありませんでした。1~2ページごとに小さな承・転を繰り返す本が私にも読みやすく、子供も面白かったようです。
以前の記録はこちら。